☆中村武志物語☆
- 1 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:49
- 提案があったのでたててみますた。
- 2 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:49
- 早!そして乙!!
- 3 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 19:50
- はやっ!乙です
- 4 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:50
- >>1さん乙カレー
- 5 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:51
- >>1
お疲れ様です!!
- 6 名前:1投稿日:2002/12/08(日) 19:52
- 新聞風あらすじ
「どんぐりと穀物」
第一話 「星に願いを」
武志(佐野史郎)は投手王国・中日の正捕手を長くつとめるベテランキャッチャー。
だが、ある日、彼の衰えを理由に谷繁(上島竜平)を球団が獲得したことに、
武志は反発し、住み慣れた球団を出ていくことを決意。
しかし、たどりついた球団の投手たちは、投手王国とはほど遠い、ノーコン投手達の巣窟だった…
- 7 名前:1投稿日:2002/12/08(日) 19:53
- さっき自分が考えてみた人物像です。もちろんいろいろな意見もよろ
中村武志(35)長い間正捕手を努めていたが、谷繁の獲得により球団を出ることに…
山本昌広(37)武志の中日時代の長年の相方であり、理解者。
山崎武司(34)武志の元チームメイト。しょっちゅう電話をする癖がある
星野仙一(55)その昔、武志と昌広を育てた恐怖の鬼軍曹。その恐ろしさは球界では有名
吉見祐治(24)出れば打たれの繰り返しで、すっかり自信喪失…しかし
後藤伸也(20)祐治とは同期。コントロールが悪く、捕手泣かせ
相川亮二(26)谷繁がいなくなり、正捕手となるべく、シーズンに臨もうとするが…
谷繁元信(32)元・ベイスターズの正捕手。中日にFAでいったが、メジャーでの失敗を内心気にしている
今中慎二(32)肩を壊しやむなく引退の解説者。しかし、かつては中日の左腕エース。
森祇晶(65)入団時、武志には冷たいそぶりをみせるが、その実…
- 8 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:54
- 1さん乙です
役者は
TBS系東芝日曜劇場「中村武志物語」
ヴォ 佐野史郎
ジャーマン 照英
のぐちん 皇太子
昌
1001 本人出演
吉見 チョナンカン
後藤 生田トーマ
アイカー
今中 今田耕治
ズバタソ 伊藤四郎
たにしげ 上島竜平
- 9 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 19:55
- >>7
(・∀・)イイ!!
- 10 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:55
- ヴォを追い出した山Qがいたこと忘れてた
- 11 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:56
- >>7
そういう使い方があったか、山崎!
- 12 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:57
- >>11
うるせーオラ!は必須でw
- 13 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 19:57
- で結局中日時代のエピソードはどうするの?
いいわすれてたけど、乙です>>1
- 14 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:00
- キャスト追加
横浜若手投手陣(十羽ひとからげ):ジャニーズJrいろいろ(よく知らん)
- 15 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:04
- 山田監督はテレ朝の刑事ドラマ出てるあの人がいいな
誰だか忘れたけど。
- 16 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:06
- >>13
うーんどうだろ…華々しい時代を1話にまとめて、
ラストあたりに横浜にトレードされるってのがドラマっぽくて自分はいいかなって思うけど
「コーチ」という浅野温子のドラマみたく。
大企業の女課長が、仕事の失敗で田舎の缶詰工場の工場長にさせられるっていうやつなんだけど…
- 17 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:08
- >>16
小さい時にそれ見たことあるよ。
励まそうとするおじさんが(・∀・)イイ!人だったね
- 18 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:10
- 新聞のあらすじ的>>6の続き
意を決して横浜ベイスターズに移籍した武志(佐野史郎)
しかしそこに立ちはだかる現実は予想以上に厳しいものだった
あくまでも正捕手は相川(?)であり武志は控え捕手として獲得した
と森監督(伊東四朗)本人から宣告され
さらには、昨年から続く肩の痛み
長年正捕手であったプライドをズタズタにされた武志は東京の地で一人、腐り果てていた
- 19 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 20:12
- やべぇこれじゃああらすじじゃない。逝こう
- 20 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:13
- 逝くな〜!!。・゚・(´Д`)・゚・。
- 21 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:14
- ドラマなんかじゃよくあるけど、
メインの主役とは別に、その話の中の主役をつくって
話を進行させていくっていう手法もあるなあ
例えば、第2話はヴォがでてっちゃって、勝てなくなった昌の話
第3話は、思うようにポジションがとれなくて悩むアイカー…など
- 22 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:15
- 文章書く職人さん降臨しなさった
- 23 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 20:15
- 巨人バトロワやドラバトロワみたくリレー形式でみんなでどんどん書いていくのは?
- 24 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:16
- オープニング
200X年、横浜スタジアム 対巨人最終戦。ヘリからのハマスタの映像でスタート。
9回表、2死ランナーなし。マウンドには吉見。バッターボックスは清原(キャストよろ)。
(音声でラジオの実況)
吉見のアップ。吉見の視線の向こうに武志。
サインにうなずき、武志のミットめがけて渾身のストレートを投げ込む。
空振り三振!横浜優勝。マウンドに駆け寄るナイン。抱擁する吉見と武志。
お立ち台の優勝監督インタビューで山下監督が
「中村のおかげです」
タイトルバック。ここまでオープニング。次のシーンは武志の中日新人時代。
・・・・ここまでやるとテレビではキツいので、ビデオになったとき用のオープニングの脚本ということで。
- 25 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:17
- >>19
逝かなくていいよ!イイじゃんイイじゃん!
- 26 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:19
- >>23
漏れが書いたら2行程度でハイ次!って感じになりそうw
- 27 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:21
- >>21
連ドラでつか!
- 28 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:22
- >>23
一人だけとか書いてるとすすみそうにないしね
うちはそういうのだめぽだから提案くらいしかできないだろうけど
- 29 名前:中日ファソ投稿日:2002/12/08(日) 20:27
- 中村武志ファンクラブスレにも書いたけどヴォさんの中日時代も書くなら
ヴォ新人時代 1001の暴力に耐え努力の日々
↓
ヴォ成長時代 今中、昌との友情物語
↓
ヴォ円熟時代 中日投手陣の大黒柱として活躍
↓
ベテラン時代1 かつての戦友が次々引退していく中、身体の衰えとの苦闘
↓
ベテラン時代2 新天地横浜での新たな挑戦
みたいな流れかな。
- 30 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:27
- え、中日ファソが何気にいた?(w
- 31 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:29
- >>29
さすが詳しい!サンクスっす。
- 32 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:30
- >>30
横浜時代だけだと、視聴率が心配
まあ中日ファンをとりこんでも足りないとは思うけどw
- 33 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 20:33
- 小説風に書くの?あらすじ風にかくの?
ヴォにはすごい思い入れがあるだけに文章下手なの承知で書いてみたい・・
- 34 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:36
- 最初はおおまかなあらすじ書いて
あとに肉付けしていくのでもいいんじゃないかな。
漏れはどっちでもいいよ。
- 35 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:37
- >>21
それもいいかもね。
ドラバトでいう番外編にあたるやつか?
- 36 名前:中日ファソ投稿日:2002/12/08(日) 20:46
- これもファンクラブスレから
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/base/1036848781/361
若かりし頃のヴォさんの基本イメージかな?
- 37 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:54
- マムは石塚英彦がいいなあ
- 38 名前:変だったらスルーして投稿日:2002/12/08(日) 20:55
- 第一話 外れ一位
「中日ドラゴンズ 第一位 中村武志 花園高校」
すこし鼻にかかった声に導かれ、武志は席を立った
ああ、オレはプロ野球選手になったんだ
中日球団からスカウトがきた日から今この瞬間までの日々が、武志の頭をかすめた
三人兄弟の末っ子として産まれ
厳しい家計の中高校へは特待生として入学
新聞配達のバイトと部活を両立しながら過ごした3年間
その結果が今、このドラフト会議の会場で一位指名として出されたのだ
17歳の武志の瞳に映るものは、みな新鮮だった
初めて大勢のマスコミの前に立つ、その緊張感の中
武志はただただ遠くをみつめ続けた
はるか向こうに映る未来の自分を見つけ出すかのように
- 39 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 20:58
- >>37
彼は森チュー役がいいな
癒し系。
- 40 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 21:00
- じゃあマムは某番組で相棒を務めるパパイヤ鈴木で
- 41 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 21:19
- ヴォが入団した時は星野が監督だったの?
- 42 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 21:21
- >>38
グッジョブ!
>>41
いや、違うよ。誰か忘れたけど。
たしか星野は87年からじゃなかったかな
- 43 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 21:25
- うーんドラ時代はリアルタイムでないだけに難しい
少々脚色してもいい?
- 44 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 21:30
- >>43
どんぞ。半ばドラマ風だし
- 45 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 22:00
- 第二話 泥にまみれて
「バカヤロー!そんなんじゃ一軍上がれねぇぞ!!」
「情けねぇ奴だなお前は!」
ドラフト一位指名から、何年経っただろう
武志はナゴヤ球場で、泥だらけになりながらも球を追い続けていた
球が取れない
球が取れない捕手なんて、捕手じゃないじゃないか
自己嫌悪に身をまかせる間もなく、投手がセットポジションに入る
毎日毎日、生臭い泥と罵声を浴びる
こんな日々がいつまで続くのだろうか
投手が投げた渾身のストレートは、武志のミットをかすめた
慌ててマスクを外し、ボールを追いバックネット際まで走る
バックネット裏にいた一升瓶を持ったみすぼらしい男が、球を捜す武志の前に駆け寄ってきた
男と武志の距離は、ネットを挟んで1,2メートルといったところか
一瞬、男と目が合った
武志はボールを見つけ、慌てて二塁へ投げ込んだ
「おい、中村」
男は武志を呼んだ
球審に向けて手をかざし、武志は小走りで男の方に寄る
立ち止まった武志を待っていたのは、日本酒の雨だった
「おめぇなんか一生二軍でくすぶってろ!」
空のコップと一升瓶を武志めがけてネットに投げつけ、男は千鳥足で客席上段に去っていった
日本酒が目に入り、とにかく痛い
武志は目をこすり、本塁へ戻っていった
二軍の試合で、今までたくさんの罵声を浴びてきた
それだけ武志はたくさんのミスをしてきたのだ
マスクを被ったと同時に、涙がどっと出てきた
華やかな世界とは遠くかけ離れた現実を見てでもなく
何をやってもうまく決まらない自分を恨むでもなく
武志は日本酒のにおいのするマスクの中で、声を殺して泣き続けた
- 46 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:09
- >>45
当時は阿久比球場です(知多半島の田舎町)
ああ、でもええわあw
- 47 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 22:11
- >>46
すんません(´Д`;)
保管の際は修正いたしますわ
- 48 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:31
- 「俺さあ、正直、怒鳴り声とか聞くと体が動かなくなっちゃうんだよね」
夕食後、寮の部屋でぼんやりする武志に声をかけてきたのはチームメイトの山本昌広だった。
昌広もまた、華やかな世界にあこがれてプロの道に飛び込んだが、思うようにならず、あがいていた。
186cmという背丈に恵まれながらも、球威に欠ける彼は、2線級以下のファームのバッターたちに、面白いように打たれていた。
武志は、ことのほか昌広と仲がよかった。というより、情けないもの同士肩を寄せあう形になっていた。
「昌さん、俺たちいつまで持つのかなあ。」
「まあ、せいぜいもって3年ってとこかなあ。今のうち、就職雑誌でもチェックしておくか」
昌広はそう言いながら、就職雑誌を切り抜きだした。武志もそれに続いた。
机の上には何冊かの就職雑誌がたまっている。こんな一日が暮れるたびに、就職雑誌を切り抜いて、スクラップ帳に張り付けるのが、武志と昌広の日課にいつの間にかなってしまっていた。
「トラック運転手募集〜月給180000円」
「ライン作業〜若いあなたの力を求めます」
そんな求人広告を眺めていると、こんな苦しい思いしなくてもいい世界があるじゃないかと、二人はなんとなく安心できたのだ。
でも、実際にそこに電話をかける勇気も二人は持ち合わせてはいなかった。
「プロで挫折した選手」として、周りから見られるのも抵抗があった。
ちっぽけなプライドだなあ…
武志はそんな風に自虐めいた言葉を胸のうちでつぶやきつつ、ハサミを動かしていた。
- 49 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:32
- ごめん「第三話 プライド」です
- 50 名前:48-49投稿日:2002/12/08(日) 22:37
- って、勝手にかいちゃったけどいいのかな??
リレーでいいよね?
- 51 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/08(日) 22:39
- グッジョヴォb(`ε´)+
リレーでいきまっしょい
漏れもかけたら書きます
- 52 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:40
- 今日は提案程度で終わるかと思って大分前におちたら
今来てここまですすんでることにビクーリw
- 53 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:42
- (・∀・)イイ!
- 54 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 22:44
- もう第3話も・・・すごい!!
- 55 名前:ウテンジャースレ倉庫番投稿日:2002/12/08(日) 23:18
- お,早速スタートしましたね。,楽しみです!
我々中日ファソも応援してますよ!!
不躾なお願いですがウチのウテンジャー倉庫に
リンクを貼らせて頂けないでしょうか?
↓こちらが倉庫のアドレスです。
http://makubein.tripod.co.jp/jindex.htm
我々ドラファソなりの(ちょっと屈折した)ヴォケさんへの愛情を
感じ取っていただければ幸いです。
- 56 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 23:27
- ( `ε´)人(´昌` )
- 57 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/08(日) 23:35
- >>56
当時2ちゃんがあったら、間違い無くだめ板の住人になってそうだな
- 58 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 00:03
- リレーで書いていってある程度話が進んだらみんなで推敲&間に挿入したい
話を足していって1つの物語に仕上げる形式がいいと思ふ。
漏れもドラバトで10話位書いたんで中村物語にも参加してみたいかも。
(今は忙しくて無理だけど…)
ついでに中日時代の話の中で良さそうな物
○ 昌兄ぃの変化球修得&確変エピソード
○ 今中とのコンビで巨人に挑んだ10.8決戦
○ 田舎の不良だったのぐちん(ノーコン)との出会い&二人三脚でタイトル獲得
○ 今中1001に酷使され肩を壊す→手術&リハビリ後何度もマウンドに登るも滅多打ち→引退
までの一連の流れ
○ 横浜へ移籍する時の中日選手とのお別れ会
○ 今年の昌兄ぃのノーヒットノーラン目前での会話
- 59 名前:1投稿日:2002/12/09(月) 00:08
- >>55
おながいします。ぜひとも貼ってください
- 60 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 00:09
- 中村武志物語(・∀・)イイ!!
キャスティングもかな〜り(・∀・)イイ!!
細かいこと言えば伊藤四郎ではなく伊東四朗だよね。
あと、生田トーマてどんな人?
- 61 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 00:22
- >球が取れない
>球が取れない捕手なんて、捕手じゃないじゃないか
( ^亮^ ;)<・・・・・
- 62 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/09(月) 00:32
- 今中の10・8って、「悔いはあります」に出てるやつかな?
- 63 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 00:38
- アイカーの立場微妙だね
- 64 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 00:55
- ちなみに1001にしごかれている時の心境は、
もう逃げたいという葛藤の繰り返しだったそうで>ヴォ
泣きながら宿舎から逃げたりとかしてたみたいです
ちなみに3年目くらいのとき。
殴られて試合に出してもらう事を選んだのはもう少しあとになってからだそうで…
- 65 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 01:09
- >>766
地元?の試合かなんかでやっとこ1つヒットを打ったとかでは
なかったか?
- 66 名前:65投稿日:2002/12/09(月) 01:11
- 誤爆スマソ
- 67 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 01:34
- >>60
生田トーマはジュニアだよ
のほほんとした顔が特徴的。
ラブアンドピースってドラマにも出てた。
わからない人多そうだから松潤でこの際いいかもw
- 68 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 01:39
- 横沢ファソだって観たことあったけど、
本当だったのか。
- 69 名前:68投稿日:2002/12/09(月) 01:40
- また誤爆。もうだめぽ。
- 70 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 01:41
- 68は中村スレに吸い込まれてるのか?(w
- 71 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 10:06
- >>64
1001そこまですごかったのか (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
- 72 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/09(月) 20:49
- あーせっかく新しいの書いてたのに間違えて消してしまったぁ・゚・(ノД`)・゚・
- 73 名前:完全にフィクションでつ投稿日:2002/12/09(月) 22:01
- 第四話 真夏の光線
練習場には、たった二人
体感温度40度、熱がこもったブルペンで昌広はひたすら武志のミットめがけて投げ込んでいた
ミットに入る音はただただ弱く
近くを通る車の音にさえもかき消されてしまう程だった
少し球に変化をつけて投げさせると、すぐにこぼしてしまう
どれだけ同じ事を繰り返しているのだろうか
投げては取り、投げては取れず
初めはちょくちょく会話を交わしていた二人だったが、既に会話をする程の気力も無かった
時折狂ったように油蝉が泣きわめくと、昌広が少し間を空ける
夏休みの子供達の声が聞こえてくると、武志が腰をあげる
球に変化をつけようと左手をグラブで隠すと、マスク越しに見える武志の目がいっそう細くなった
ブルペンに熱風が吹いた
昌広の手を離れたボールは小さな曲線を描くと、武志の股の間を抜けていった
突然、何かを思いついたように昌広はグラブを投げ捨て、外に向かって走っていった
「昌さん!!」
何が起こったのかわけも解らず、武志もマスクとプロテクターを外し昌広を追う
どんどん小さくなっていく昌広の背中を懸命に追う
灼熱の練習場の中を、息を荒げて武志が走る
用具に足を引っ掛けてつまづいた武志の視界には、既に昌広はいなかった
軽く打った膝をいたわりながらも、足を進める
練習場を出た武志の細い目に、太陽の光線が容赦なく刺さっていった
ネガポジの逆転した視界の数メートル先で、大きな男が壁によりかかり地べたに腰を下ろしている
昌広だ
肩で息をしながら笑みを浮かべている
「おい、お前も食えよ」
豆の跡が残る左手には、オレンジ色のアイスキャンディーがあった
武志は小走りで昌広に近づき、奪い取るようにアイスキャンディーを取った
「何やってるんすか・・」
少し怒った顔をした武志は、昌広と距離を置いた隣に腰を下ろした
アイスをかじった武志の頭にキーンとした衝撃が走ると、真っ青な空を飛ぶセスナ機もまた、キーンと音を立てた
「ほんっとダメだなぁ、俺ら」
武志の目を見てそう言った昌広だが、顔は笑っていた
それを見た武志の顔もいつしかほころんでいた
今は何も考えないで休もう
これが二人の最初のアイコンタクトだったのかもしれない
心地よい風が二人を通り過ぎた
もうすぐ陽が暮れる
- 74 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 22:16
- (・∀・)イイ!
- 75 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 22:16
- 新作キタ━━━(゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!
- 76 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 22:17
- >>72
。・゚・(ノД`)・゚・。
- 77 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/09(月) 22:18
- 本当に文章書くの上手いなあ
- 78 名前:上の人とは別人投稿日:2002/12/09(月) 23:49
- …中村武志が球を受けるとき、笑っている事は誰も知らない。
ッパン!
この手に伝わる、心地よい痛みが中村武志をキャッチャーたらしめているのだ、ということを
誰も知らない。
ッパン!
(俺が球を受ける事ができるのは)
ッパン!
(俺が球を受けてこられたのは)
ッパン!
二軍時代から受けてきたピッチャー
とても偉大な、受けることが出来ると思ってもみなかったピッチャー
チームを一緒に支えてきたピッチャー…
…違うチームへ行ってしまったピッチャー…
入団したての、ダイヤの原石のようなピッチャー
そして、殺意さえ覚え、しかし(だからこそ?)尊敬していた監督…
- 79 名前:上の人とは別人投稿日:2002/12/09(月) 23:50
- それらの人がいなければ今の自分はいないと、中村武志は確信できる。
ッパン!
そして、今受けている球は…
ッパン!
今、この球を投げているピッチャーは…
(俺は昔のように、一緒に崖を登る事は出来ない)
ッパン!!
(しかし…)
ッパン!!
(崖の上で、優しく見守る事は出来るんじゃないか?)
ッパン!!
(このダイヤの原石を、今まで見たこともない程に美しくする事は出来るんじゃないか?)
ッパン!!!
中村武志は笑っていた。
駄作スマソ
ちなみにハマ時代を想定
- 80 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 12:07
- 78-79はラストシーンだね。
- 81 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 14:08
- (・∀・)イイ!
- 82 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 16:25
- ある朝、細い目を擦りながら新聞を読んでいた中村武志は驚愕した。
石井義と中嶋のトレードに、である。
そして新監督の期待たっぷりの言葉。
(俺は一番手捕手としては期待されてないって事か?)
新聞の文字が霞む。もはや意識はそれには無い。
山下監督の言葉を思い浮かべながら自分の肩を上げてみた。
(俺の肩が駄目だって言うんなら…他で勝負してやる!)
中村武志の新たなる挑戦が始まる。
〜The End〜
- 83 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 19:26
- 1984〜1986年の1軍監督が山内一弘ってのはわかってるけど、
2軍監督が誰かがしりたいなあ
- 84 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 19:32
- ちょっと携帯テスト
- 85 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 20:28
- 今思ったんだけど
マム役は夏木マリ夫がいいな
- 86 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 20:53
- ヽ(0´く`0)ノ <よっくあるっ話ね♪ たいくつ〜な〜話♪
- 87 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 20:57
- >>86
いいところでセリフ噛んで「チッ」て舌打ちするのかw
- 88 名前:〜泣き出しそうな空〜投稿日:2002/12/10(火) 22:18
- 今日の空はあの日の昌さんの様に泣きそうだ・・・
中村武司はあの日のことを思い出していた。
あの日も今にも泣き出しそうな空だった・・・
寮の部屋でミットの手入れをしていると昌さんが入ってきた。
昌さんは今にも泣き出しそうな顔で「俺、アメリカに飛ばされるらしい・・・」とだけ言った。
昌さんは五年目、前年の時点で四試合で未勝利、防御率は19.28、整理対象選手のリストにも載っていたらしい。
「もう最後のチャンスかも知れない・・・」
俺は昌さんに何も言うことが出来なかった。
ただ、昌さんはそれから一週間ぐらいしてアメリカに旅立っていった。
そしておれは・・・・
- 89 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/10(火) 22:19
- 適当に作ってみました。
昌さんがアメリカ留学する直前編です。
おそらくこの後中村さんの大活躍、昌さんの日本復帰といいところにつながっていくところです。
- 90 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/10(火) 22:26
- ( `з´) n
 ̄ \ ( E) グッジョヴォ!!
フ /ヽ ヽ_//
- 91 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/10(火) 22:43
- 第5話 覚悟しておけ
そのシーズンのチーム成績は5位、2年連続のBクラスという散々なものに終わり、球団はすでに山内一弘監督の辞任を発表していた。
しかし、一軍からまったくお呼びのかからぬ武志にとっては、山内監督の辞任も正直他人事のように感じていた。
一軍には元MVP捕手の中尾孝義が、華やかに扇の要として君臨しており、未だ大声をあげてナインをリードすることすら満足にできない武志になど、一軍からお呼びの声がかかるわけもなかった。
監督変わっちゃうし、俺ももう終わりかなあ…。
84年に監督に就任した山内は、武志に「ポスト中尾」の期待をかけていた。
だが、今はどうだ。
投球はこぼしてばかり。変化球がロクにとれないのだから、リードもうまく組立てられない。
「ポスト中尾」はおろか、一軍の控え捕手にすら、武志には遠い遠い存在だった。
いやでも「戦力外通告」の5文字が武志の脳裏にちらつく。
あーあ、やめたらどうしよっかな。
キャッチングも駄目だし、ブルペン捕手にだってなれないよ。
一人きりの部屋の机には、スクラップ帳に貼った求人広告のコレクション。
ぼんやりする頭で、武志はそれを無意識のうちに開いていた。
ある日の夕方、球団事務所のあるビル内の会見場では、記者会見が行われていた。
中日の球団旗の前に、一人の男が座っていた。
年の頃は40歳ほど。まだ若々しさが残っている。顔中には自信が漲っていた。
記者が男に発言をする。
「これから、中日監督に就任するにあたって、ナインにメッセージをお願いします。」
記者の言葉をうけ、男はマイクに声を落とした。
「体をはって、がんばっていこう」
そして、ひときわ高い、張りのある声が会見場に響いた。
「覚悟しておけ!」
星野仙一・中日新監督の誕生であった。
- 92 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/10(火) 23:00
- あーい第三話まで保管おわりますた〜
- 93 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/11(水) 00:07
- 星野キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
- 94 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/11(水) 00:09
- 就職先探すようなあれもここからはじまるのか
愛の鉄拳・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
- 95 名前:5話書き手投稿日:2002/12/11(水) 00:35
- 正直、かなり脚色してしまって、新人アイカーよりだめぽかもな捕手になってしまい、そうじゃなかったらゴメンナサイですw
>>92
乙です〜。保管サイトのアイコンかなりイイ!
- 96 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/11(水) 20:11
- (TεT)<ニホンシュガシミルヨ メガイタイヨ ヴォエ〜ン
- 97 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/11(水) 21:37
- ある日曜の夜、中村武志はテレビを見ていた。
その画面には星野仙一―次期中日監督―の姿が映っていた。この番組に解説者、
として出演するのは今日が最後ということらしい。番組も終盤にさしかかり、横に座った
女子アナウンサーが何やら星野に語りかけている。
「今日で、キャスターを卒業と言う事で…」
女子アナはにこにこと笑顔で星野に話し掛けている。
だが武志はその笑顔に視線を送ることは無かった。監督のときとは違う、穏やかな
星野の顔を見つめていた。
「中日の選手で、解説者時代から『これは』、と思う選手はいますか?」
画面が切り替わり、星野の顔を大写しで捕らえる。
武志がまだ捕手として首脳陣の信頼を得ていなかった頃に中日監督に就任した、
『鬼』の顔は健在だ。
星野は、女子アナの方へ目線をやりながら独特の口調で答える。
「野口やね」
―出てきた名前は野口の名前だった。
才能はありながらノーコン…それでも彼なりの努力で一生懸命上に這い上がろうと
している。ただそれが少しから回りしているかも、と思えてしまう時もあるのだが。
「いい物を持ってるのに、それを活かしきれてない。それは頭をうまく使ってないから」
じっと画面を見つめていた武志の顔が、一瞬強張る。
星野の顔が一瞬、解説者としての顔ではなく、鬼監督としての顔に見えたからだ。
星野は既に解説者ではなく、中日の監督になっているのだということを武志は感じた。
「あいつ絶対頭悪い!」
野口に対する苦言はそこで終わった。国営放送ということもあるのか女子アナが
フォローに回っているが、その言葉はもちろん武志の頭の中に入ってくることは無かった。
「…絶対頭悪い、か」
今日もきっと寮の牛丼を喜んで食べているであろう野口の顔を思い浮かべて、武志は
テレビのスイッチを消す。ひとつ息を吐く。
「明日から鍛えんと…」
野口は頭悪い、という言葉で片付けられてしまっては困る。野口というのは、そんな
次元で語れるようなピッチャーではない気がしているのだ。
星野と中村の『戦い』が新たに始まろうとしていた。
ファンクラブスレに書いてあったものを基に…ヘタデゴメン
- 98 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 00:35
- 乙です
みんな文章上手で(・∀・)イイ!!
んで、第四話の保管が終わったところで
番外編をどのように保管所に差し込んでいこうか迷ってます・・
- 99 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 00:45
- 食堂に人影はまばらだった。少々遅れての昼食だからだろう。
武志と昌広は肩を並べて、スクラップブックと最新号の求人情報誌を
交互にのぞき込みながら箸を口に運んでいる。消化に悪そうだ。
「ああ、これ条件良いじゃん」
「ほんとだ……でも手当とか考えたらこっちの方が良くないですか」
自分のスクラップブックをさしながら、武志は言う。昌広が箸をくわえながら、そうだなぁ、などと呟いている。
こんな事に真剣になってしまうのも寂しかったが、日に日に真剣味が増していっているのは紛れもない事実だった。
「結構な趣味やな」
不意に背後から、重い声がした。
驚いて振り返った二人が見たものは――監督、星野仙一その人であった。
あわてて立ち上がる二人を、星野の鋭い視線が射抜いた。星野はスクラップブックを取り上げると、ぱらぱらと物珍しげに眺めた。
重苦しい沈黙の中武志は顔俯いたまま、ただ足下を凝視していた。
「仰山あるやないか……」
ぱたり、と表紙が閉じられる音が響く。彼はスクラップブックを乱暴に投げると
「なんか良い話は見つかったんか?」といつもよりもずっと低い声で聞いた。
二人とも答えに窮し黙ったままでいると、突然目の前が真っ白になるような衝撃と、耳の奥が爆発したような罵声が彼を襲った。
一瞬何が起こったか把握できずに、ただ反射的に左頬に手を当てた。異様な熱さがする。
直後、派手な音を立て山本が自分の横に倒れ込んだ。血管の浮いた星野の拳を見てようやく、自分が殴り飛ばされたことが解った。
「そんな心構えの奴がボールに手ぇ触れるな!!」
鬼のような形相の彼に身が竦んだが、それでもすぐに立ち上がった。倒れているままでは、もっといけない。そう直感したからだ。
「せめて野球の事で殴られろ!! こんな下らない事で人を怒らせるな!!」
そう恫喝すると二人をもう一度睨み付け、彼はその場を去っていった。
食堂にいた人間全てがその一部始終に注目していたが、その気まずさ故に二人に声をかける者はなかった。
呆然と立ちつくす武志に、昌広がとりあえず座れよ、といった風に椅子をひいた。
「……とりあえずさ、さっさと食って片づけようぜ」
彼はばつの悪さからか、痛々しい笑みを浮かべていた。その表情が見ていられず頷くだけして、いつの間にか冷めていた
飯を慌ただしくかきこんだ。血の味が混じったそれは悲しさを煽り立て、飲み込むことも吐き出すことも出来ずにいた。
思いつきで作ってみたものの、第6話にするには唐突すぎるし、
第7話にすると話の筋を壊しそうで……
>>98
乙です。番外編、確かに増えそうですね・・・
- 100 名前:>>88の人投稿日:2002/12/12(木) 00:57
- >>88は第九話とか十話ぐらいかな?
所で保管サイトってどこですか?
- 101 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 01:00
- >>100
http://nakamuraFC.tripod.co.jp/storytop.html
- 102 名前:>>88の人投稿日:2002/12/12(木) 01:03
- >>101さん
激しくありがとう!!
- 103 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 01:05
- 中日ファンとして一言アドバイスッス
山本昌の配役ですが中日の去年のドラ2の田上がいいと思うッス
- 104 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 01:23
- 不眠城の保管サイトとか参考にならないかな?>番外編
- 105 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 10:47
- >>103
おおサンクス
配役みんな芸能人という設定だけど
1001は本人出演だしそれもありか?(w
- 106 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 12:30
- 野口にいたっては皇太子殿下だしいいんじゃないかな?
- 107 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:25
- >>104
それってどこにあるの?
- 108 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:28
- >>107
http://fuminjou.tripod.co.jp/
- 109 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:30
- ありがd、はじめて見たけどすごい大作なんだなコレ
- 110 名前:108投稿日:2002/12/12(木) 16:34
- >>109
一旦番外編だけまとめておいて、
後から話し合いで本編に挿入して行ってもいいんじゃないかと思うが、
どうだろう。
- 111 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:37
- >>110
本編は本編で番外編は番外編で分けるってこと?
例)
本編
1話
2話
番外編
1話
こんな感じか?
- 112 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:40
- >>111
例えばそうしてみてはどうかな?と思った訳で。
本編は時系列にそって書かれるだろうけど、
番外編は自分が書きたい所をぽっと書くケースが多いと思うんで。
本編の時系列が追い付いたら、差し込むとか。
- 113 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:42
- 配役案過去ログもみてると
昌=田上 マム=夏木マリ夫 アイカー=川畑
とか出てるね。
夏木マリ夫ってまさか学校へいこうの・・・
- 114 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:44
- >>112
なるほど、それは(・∀・)イイ!ね
順番順番に書かないでとりあえずどこの時の話書いてるのもあるし
あとでまとめればいいよね
- 115 名前:112投稿日:2002/12/12(木) 16:54
- >>114
もちろんなかむら板管理人さんほか有志の皆さんの賛同が得られればの話ですが。
この保管方法だと気楽に番外編も書けていいのでは?と思って。
不眠城でも本編がなかなか来ない時に番外編がつないで盛り上げていたので。
- 116 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:55
- >>113
多分その夏木マリ夫だと…
あとアイカーの川畑って…ケミストリー?
- 117 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 16:56
- パークマンサーを出させたい
- 118 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 17:03
- >>116
それでしょ?
カナーリ似てる
- 119 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 19:29
- それでは当面は本編と番外編と完全に分けて保管しやす
話が進んだらその時また考えます
本編と番外編の区別としては、第○話ってのとタイトルの有無でいくつもりでいます
意見もらえたらこれ幸いです
- 120 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 20:12
- (0´く`0)ノ <夜の酒場で偶然出会ったあなたに♪ 私の事を少しだけ教えてあげる♪
- 121 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 20:16
- >>120
まんざらでもないのか?
- 122 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 20:20
- (・田・)<僕が昌さんをやるタノ
↑
これが田上です
- 123 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 21:38
- (・士・)ノ
- 124 名前:ホッシー君@師走投稿日:2002/12/12(木) 22:37
- 本編と番外編分けてここまで保管しますた
- 125 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/12(木) 22:39
- 乙っす!
- 126 名前:ホッシー君@師走.投稿日:2002/12/14(土) 21:39
- 第6話 クールな情熱
星野が監督に就任することとなり、球団編成ではあわただしく、補強リストアップの最終作業に追われていた。
中でも、編成をあっといわせたのは、星野自ら提案した、パ・リーグを代表するスラッガー・落合博満の獲得計画だ。
もしこの計画が実現できれば、飛躍的にチーム力がアップするのは予想できる。だがそれだけに、かなりの人員を整理せねば、獲得は不可能と思われた。
当然のごとく、芽の出ない2軍暮らしの選手がまっ先に人員削減の対象となる。
しかし星野は、編成から渡された整理選手リストを見ると、こう言った。
「誰を切るのか決めるのは、もう少し待ってださい」
「しかし、早くリストをまとめないと、他の球団にさらわれて、計画が頓挫してしまいますよ」
「秋季リーグがあるでしょう。それを見てから私が決めます。いいでしょう?」
いいでしょう?そう強引に押し切られ、編成担当は渋々応じるしかなかった。
「わかりました。好きにしてください」
呆れたようにそう言うと、編成担当は去っていった。
早速星野は、選手たちの様子を観察するべく、彼等の住む寮へと足を向けた。
食堂に人影はまばらだった。少々遅れての昼食だからだろう。
武志と昌広は肩を並べて、スクラップブックと最新号の求人情報誌を
交互にのぞき込みながら箸を口に運んでいる。消化に悪そうだ。
「ああ、これ条件良いじゃん」
「ほんとだ……でも手当とか考えたらこっちの方が良くないですか」
自分のスクラップブックをさしながら、武志は言う。昌広が箸をくわえながら、そうだなぁ、などと呟いている。
こんな事に真剣になってしまうのも寂しかったが、日に日に真剣味が増していっているのは紛れもない事実だった。
「結構な趣味やな」
不意に背後から、重い声がした。
驚いて振り返った二人が見たものは――監督、星野仙一その人であった。
あわてて立ち上がる二人を、星野の鋭い視線が射抜いた。星野はスクラップブックを取り上げると、ぱらぱらと物珍しげに眺めた。
重苦しい沈黙の中武志は顔俯いたまま、ただ足下を凝視していた。
「仰山あるやないか……」
ぱたり、と表紙が閉じられる音が響く。彼はスクラップブックを乱暴に投げると
「なんか良い話は見つかったんか?」といつもよりもずっと低い声で聞いた。
二人とも答えに窮し黙ったままでいると、突然目の前が真っ白になるような衝撃と、耳の奥が爆発したような罵声が彼を襲った。
一瞬何が起こったか把握できずに、ただ反射的に左頬に手を当てた。異様な熱さがする。
直後、派手な音を立て山本が自分の横に倒れ込んだ。血管の浮いた星野の拳を見てようやく、自分が殴り飛ばされたことが解った。
「そんな心構えの奴がボールに手ぇ触れるな!!」
鬼のような形相の彼に身が竦んだが、それでもすぐに立ち上がった。倒れているままでは、もっといけない。そう直感したからだ。
「せめて野球の事で殴られろ!! こんな下らない事で人を怒らせるな!!」
そう恫喝すると二人をもう一度睨み付け、彼はその場を去っていった。
食堂にいた人間全てがその一部始終に注目していたが、その気まずさ故に二人に声をかける者はなかった。
呆然と立ちつくす武志に、昌広がとりあえず座れよ、といった風に椅子をひいた。
「……とりあえずさ、さっさと食って片づけようぜ」
彼はばつの悪さからか、痛々しい笑みを浮かべていた。その表情が見ていられず頷くだけして、いつの間にか冷めていた
飯を慌ただしくかきこんだ。血の味が混じったそれは悲しさを煽り立て、飲み込むことも吐き出すことも出来ずにいた。
二人をふっとばしたその足で、星野は寮長に挨拶に行った。
「さっそく、二人ほどやってきてしまいましたよ」
寮長の部屋のソファに腰掛け、星野は拳を顔の前に構えて笑った。
「もしかして、さっそくクビにする奴が決まったのかな?」
「いや、それはまだです。秋季リーグを見てから私が決めます。一からチームをつくるためには、どうしても自分の目で確かめたいんです」
そうか、と一言寮長は言い、星野にカップにいれたコーヒーを飲むようすすめた。
そのまま二人で一時間ほど雑談をし、星野は寮を出た。
入団したときから、ちっともこいつは変わってねえな。
打たれると、ベンチで物をひっくり返して大暴れする感情的な面を見せたかと思えば、
物事の本質をじっくり見極めようとする冷静な面もある。
クールな情熱家だ。
もしかしたら、こいつは中日のスタイルを変えるかもしれん。
去っていく星野の後ろ姿を見送りながら、寮長は、ある予感を感じていた。
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